
智 STYLE No.56
鞘に納まる刀身の刃文の如き精悍な顔つき。外柔内剛 見えざる意志は気高く尊い。
サムライの魂は現代も確実に息衝く。
日々日常の大半を社会で過ごす。常に相棒と共に。それは表情の一部で性格のひとつ。他人が作った自分もまた本当の自分のひとつ。自分の人生から他人の人生に干渉するのも自分の選んだ人間関係のシナリオ。
鞘に納まる刀身の刃文の如き精悍な顔つき。外柔内剛 見えざる意志は気高く尊い。
サムライの魂は現代も確実に息衝く。
栄華を極めた邪心渦巻く世俗の世。慎ましく傲慢にならず盈満之咎を見極める己の道を進むため日々精進す。
経年幾許の刻を経て水倒渠成が身に染みる。
一知半解だった浅く青い頃、只斜に構え毒を吐き触れるなと威嚇した未熟者。
動乱の世だからこそ問われる己の五徳。
慎み道理を違えず誠実であれ。
男は永遠に侍魂を心に宿すもの。
瓦解した世界。明日をも知れぬと嘆くなかれ。
一陽来復を信じ誠実に生きる。壁立千仞であろうとも雲外蒼天はそう遠くないはず。
義と勇、誇りと名誉のため武士道に生きる。
強靭な精神を鍛え日本人魂を磨くのは内に流れるSAMURAIの血ゆえ。
狼貪虎視であれ、譲る気持ちは優しくも知言に見えて我欲を忘れる事なかれ。
己の魂の欲するところは何を望む。
礼儀正しく、他者を思いやる。献身的に敬う精神性は過去の魂の拠り所なのか。
今、SAMURAIとは信条であり、ある意味教義なのかも知れない。
世間虚仮と云えど世の事物を真実と誤り邪執を抱くことなく純粋な求道心で戒めて、
心正しく或りたいと想う
永遠不変は無常の世の理、生滅流転し人生を繋ぐ真贋見定め天を仰いで堂々と生きてゆく
如意宝珠を手にして尚、誠実に生きる事はできるのか
殺伐とした世の中に現代のSAMURAIは何を想うのか
明日をも知れぬ激動の時代を歩み続ける
どう闘うかどう生きるか 己の意志が試される人生の選択肢は常に今である